さいたま市浦和区針ヶ谷にあるさいたま市水道局庁舎の耐震強度が、建築基準法の基準を満たしておらず、局内で対応策を検討していることが分かった。[yomiuri online]

耐震強度は０．１８で震度５で建物にゆがみが生じ、震度６で倒壊するとの事。
一番驚いたのは、この耐震強度不足が発覚したのが阪神淡路大震災の翌年である１９９６年で、それから１０年間ほったらかしだったという事。
最近の耐震強度偽装問題で、やっと重い腰を上げたという事か。
阪神淡路大震災の後、あれだけ関東でも大地震被害への関心が高まっていたのにほったらかしというのが、さいたま市（もっともあの頃は浦和市か）の危機管理能力の無さを象徴しているわけで。
関東に大地震が来た場合、水道等の復旧作業をしなきゃいけないのに、真っ先に水道庁舎が倒壊していたんじゃ話にならないですね。
水道局幹部の一人は「将来、水道料金を見直した時に、庁舎を建てたから値上がりしたと市民に疑念を抱かれてはならない」というけど、耐震構造の庁舎を建てるというのも水道の安全性（というよりサバイバビリティ）の一つじゃないんですかね？